品種名:テンプラニーリョ(ティント・フィノ)

産地:カスティーリャ・イ・レオン

D.O. リベラ・デル・ドゥエロ

土壌:シルトや粘土質の砂の層と

石灰岩・泥灰土・白亜質の堆積物

気候:大陸性気候

日射量:2,400時間/年

降水量:500mm/年

海抜:750m〜900m

 

テンプラニーリョの特徴:

厚い果皮を持ち、比較的高温で最もよく育ち

すぎる気候にも耐えることができる。

産地:スペイン(リオハ、ナバーラ

ベラデルドゥエロ、トロ、ラマンチャ)

ポルトガル、アルゼンチン

 

テンプラニーリョの名前の由来:熟成が早い「早熟」から。

別名:ウル・デ・リュブレ(ペネデス),センシベル(ラマンチャ),ティンタ・デル・パイス(リベラデルドゥエロ)、ティンタ・デ・トロ(トロ)

他、アルビーリョ、アラゴネス、ティンタ・デ・サンティアゴなど多数

 

樽熟成することが多い。オーク樽との相性がいい。作り手により樽の種類も使い分ける。

クラシックなタイプ

アメリカンオークによる樽からのバニラの香りがわかりやすい。

最近の作り

フレンチオークを多く用いることにより、バニラのニュアンスが以前よりは少なく、色も濃くなる。

 

ワイン評論家オズ・クラークの言葉

“テンプラニーリョは優雅さと酸度を得るためには、涼しい気候が必要である。しかし、ワインに深い色合いを与える果皮や、高い酸度を得るためには、暖かい気候が必要である。高標高のリベラ・デル・ドゥエロでは、この2つの相反する条件が大陸性気候で調和される”

 

この地域は昼夜の寒暖差が激しく、糖度と酸度ともにしっかりした凝縮感のある葡萄が採れる。それがワインに反映する。